ニコチンゼロタバコ

IQOS(アイコス)で使用できるニコチンゼロのスティック。

しかしその大半はメンソールで、レギュラー党としては「レギュラー風味のニコチンレスは無いのか!」と言いたくなるところ。

ありますよ、数は少ないですがレギュラータイプニコチンゼロの製品は存在します。

今回は25年以上レギュラータバコを吸い続けてきた元ヘビースモーカーの視点から、数少ない『ニコチンゼロ・レギュラー風味』の製品を徹底検証致します。

レギュラー製品レビュー
検証条件

デバイスは純正IQOSではなく互換機を使用。
『Pluscig K8』
・加熱温度380℃
・加熱時間240秒

~検証者~
約25年間、紙巻タバコ(主に赤ラーク)を吸い続けてきたヘビースモーカー。メンソールは好まない。
ふと思い立ってタバコに別れを告げ、現在禁煙8ヵ月経過。

ニコチンを含まない製品

アイコス用・ニコチンレスの製品で最も有名なのはやはり『ニコレス』

しかし残念ながらニコゼロはメンソール系のラインナップのみ。

後発ではあるものの、その吸いごたえと独自製法で人気急上昇中の『ニコノン』

茶葉を折りたたむのではなく、顆粒状に加工したものをスティックに密閉してあり、余計なゴミがブレードやニードルに付きづらいのはとても嬉しいが、やはりレギュラー製品は存在せず。

レギュラーを追い求めるならば、マイナー製品に手を出さなければならないのが現状です。

…というわけで、2021年現在手に入れることができるレギュラータイプ4製品をブランドごとに感想を交えてご紹介していきます。

AMOOUR(アムール)

まずはそれなりに認知度の高い『AMOOUR(アムール)』

レギュラーはアイボリーのパッケージ。

加熱前のスティックからすでに『異国臭』が漂っており、嫌な予感しかしない(笑)。吸ってみると異国臭はやや減るが、やはりタバコとはかけ離れた香り。若干メンソール感あり。

「別のなにか」だと思えば楽しめないこともないが、決してレギュラータバコ気分で吸えるものでは…。

デバイスの加熱温度さえ高ければ蒸気の量はそれなりにあるので、味を受け入れる事ができるならばアリかも。

そしてなぜか”ちょっと太い”スティックが混ざっている事が多く、デバイスによってはキツかったり。

AMOOUR

タバコ感:★

違和感:★★★

アジアン感:★★

TQS

まずは『TQS』

レギュラーは青いパッケージ。ちなみにTQSは「Time to Quit Smoking」(禁煙時間)の略らしい。

味はややエキゾチック寄りで、強いて言えば『めっちゃくちゃ薄いガラム』のような感じ。メンソール感はほぼ無し。

「こりゃ無理だ!」というほど激しいクセはないものの、独特な紙っぽい匂いはある。

喫煙開始から蒸気は薄め、尽きるのも早く、380℃/240秒設定で「吸った」感があるのは半分(120秒)程度。残りは酸味強くライトな吸い応えに。

レギュラータイプのニコチンレスでは最もメンソール感が無いため、とにかくメンソールが嫌!という方であれば良いかも。

TQS

タバコ感:★

違和感:★★

アンチメンソール感:★★★

The Third

次は3と3が付く数字の時だけタバコになる『The third』

レギュラーは青いパッケージ。

初めて加熱前のスティックの匂いを嗅いだ時は「おお!?ちょっとタバコっぽい!?」と。

吸引してみると意外にメンソールが強い気がするものの、その後ろにややクセのあるレギュラー風味を感じることができる。

ぶっちゃけ「紙巻きタバコか?」と問われれば「違う」と言わざるを得ないが、「加熱式タバコか?」と問われれば「似ている」という印象。

380℃/240秒設定で最後まで十分な量の煙(蒸気)を感じることができる。

レギュラー系の中ではメンソールが強めだが、そのぶんキックが強く吸い応えは十分。

The Third

タバコ感:★★★

違和感:★

メンソール感:★★

Loly

続いて『Lolly(ローリー)』 レギュラーは白にブロンズ色っぽい表記。

こちらは『Lolly Pro』という独自デバイス用のスティックとなっているが、Lolly Pro自体がいわゆるアイコス互換機なのでアイコスや互換機で使用可能。

茶葉のクセは少な目で、若干のメンソール感あり。

なんとなく上記『The Third』からメンソールを減らしたような印象で、後半になっても吸い応えの現象や酸味はそれほど感じられない。

個人的には最も吸いやすい。

Lolly

タバコ感:★★★

違和感:★

メンソール感:★

今回使用したIQOS互換機

今回テイスティングに使用したデバイスは『Pluscig K8』という製品。

温度設定はダイヤル式でわかりやすく、最高加熱温度380℃と互換機の中でもかなり高温の部類。

なお味や風味はスティックによって変化しますが、いわゆる「爆煙感」はデバイスの加熱温度が重要(高ければ高いほど吸い応えが出る)。ここを勘違いしている方が多くいます。安い互換機を使いながら「吸い応えがねぇなー」とか言っている方は、まず加熱温度を見直すのが吉。

ニコチンゼロ・まとめとおすすめ

タバコはラーメンと同じで、人によって好みは大きく異なり評価も分かれるもの。

あくまで一個人による感想ですが、今回紹介した4製品の中では

Lolly(ローリー)

が最も自分に合うと感じました。

最初は『The Third』が最もガツンとくる印象で好きだったのですが、吸い続けるとやはりメンソールの強さが気になる。

『AMOOUR(アムール)』は何度か吸えばエキゾチック感には慣れるものの、やはりレギュラータバコとはかけ離れすぎ。『TQS』は全体的に物足りず。

そもそも後付けの味が強いメンソールとは異なり、レギュラーは「タバコ葉の味」がそのまま吸い味になるため、タバコ葉を使用しない時点で味が全く違うのは致し方ないところ。ぶっちゃけ消去法での選択ですが、私はLolly(ローリー)を選びました。

「タバコをやめたクセに、わざわざニコチンゼロの製品を買ってまで吸い続けるなんて馬鹿らしい」と思う方もいるようですが、ニコチンの依存とは別に『何かをくわえ、煙を吸い、そして吐く』という行為そのものが大事な行動になっている人間も多かったりするのですよ。

私も『完全に禁煙(何も吸わない)』の頃よりも『ニコチンゼロを吸う』ようになってから仕事の効率が格段にアップしましたし。

まぁそう言っても喫煙の魅力を知らない人間はあーだこーだと屁理屈こねて否定するんでしょうけど。

なお今後、新たな製品が登場した際には追記致します。お互い、できるだけ健康的で他人に迷惑をかけない喫煙ライフ(ニコチン無し)を送っていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です