とあるヘビースモーカーが禁煙外来等に頼らず自力で禁煙開始し、どうにか1ヶ月経過しましたよ…という報告です。いずれ禁煙を考えている方や、今まさに苦しんでいる方のため、なにかのご参考になればと…。
ふと思い立って禁煙開始

一昔前は1箱300円以下で購入できたタバコも、いつの間にやら1箱500円の大台に到達。喫煙可能な場所は日に日に減っていき、今では外食後の一服を味わうのも困難。
…というわけで愛煙歴20年以上の私も、徐々に準備していた禁煙を開始する事にしました。
ちなみに私は16歳の頃から喫煙を始め、36歳くらいまでは1日2箱(40本)を吸うプチヘビースモーカー。
その後、禁煙するために徐々に本数を減らし、ようやく1日数本程度までに。そろそろ最後の仕上げに入るか…ということでの完全禁煙開始です。
「禁煙をする際、少しづつ本数を減らしていくやり方は間違っている」と主張する方も多いですが、そう決めつけるあんたのほうが間違っている…という事ですな。
禁煙開始24時間~
特に「これが最後の1本だ…」などと意気込む事もなく、しれーっと普通に禁煙開始。変に意識しないほうが続くタイプなので。
その翌日は予想外に苦しさはなく「あー、タバコ吸いてぇなぁ」といった程度。
時間をかけて徐々に本数を減らしてきたので、吸いたい気持ちを多少我慢するのは慣れっこ。
禁煙開始2~3日目
しかし48時間経過後からは一気に離脱症状(禁断症状)が加速。
もう寝ても覚めてもタバコ、たばこ、煙草。
頭が朦朧として何も考えられず、ただただ「タバコが吸いたくて仕方がない」という事だけ。カミさんから話しかけられても上手に返せず、歩くこともままならず。
ただただ病人のように布団に横になって「たばこ…たばこ…」と呻くのみ。
禁煙開始4~6日目
動けるようになったものの、まるで恋に堕ちた中学生男子のように頭の中はタバ子ちゃんのことだけ。
胸は(ニコチン中毒の禁断症状で)苦しく、タバコも灰皿もライターも全部捨てたにもかかわらず、「部屋のどこかにタバ子ちゃんがいないか!?」と目を爛々と輝かせてゾンビのように這い回って探す始末。
今思えば、この時期が最も「おかしな状態」になっていたかと。おそらく普通の会社務めのサラリーマンだったら無理でした。
禁煙開始1週間経過
極力「イライラしないように」を心がけて生活するも、ここにきてカミさんが私の逆鱗に触れるような失態をやらかす。
ニコチン切れのイライラも手伝ってどうにも怒りが治まらず、夫婦仲の危機を感じ『ここはいったん吸っておき、また後日チャレンジしよう』とコンビニへ行きタバコとライターを購入。
ところがどっこい、この「もういつでも吸える」という状態が心を穏やかにし、喫煙することなく落ち着く。
そしてなんとこの後は
常にポケットにタバコとライターを入れたまま禁煙継続
…という、変態的な状態に(笑)
禁煙開始2週間経過
常時頭がボーッとした感じと激しい眠気に悩まされる。相変わらず狂おしいまでにタバコが吸いたい。
吸おうと思えばポケットにタバコとライターが入っているのだが、取り出してじっと見つめていると「ここで吸ったら自分に負けたことになる…」と悔しい気持ちが湧き、再びポケットに仕舞う。
一日に何度もそんな事を繰り返しつつ2週間経過。
禁煙開始3週間経過
日常生活に支障をきたすほど激しかった眠気がピタリと止まる。
タバコを吸いたい欲求は相変わらず強いものの、少し我慢していればいつの間にか忘れている。
ポケットの中のタバコは、まだフィルムも剥がしていない状態でヨレヨレに。500円もしたのだから捨てるのもったいないなぁ…。
禁煙継続中…
…というわけで、現在約1ヶ月経過。ポケットにはまだタバコが入っています(笑)
「タバコを吸いたい」という欲求は無くならないものの、かなり自分の精神をコントロールしやすい状態になりました。
タバコをやめたことによるメリットも感じており、辛さと嬉しさが半々程度。よほどの事がない限り、このまま永遠にタバコとはおさらばできそうな気がします。
本当、驚くほどにいろいろ変わりますよ。