レンタルDVDを紛失したならばその償いをするのは当然。しかし具体的な金額を調べてみても、3000円だったという方もいれば10000円近い金額を請求されたという方もおり、さらには公式サイトの説明でもハッキリとした金額はわからない。

「レンタルのTSUTAYAで借りたDVDを失くしてしまったら、いったいいくら払う必要があるのか?」

なぜそんな事を必死に調べてみたのかというと…ええ、そうです。失くしてしまったのです…(汗)

いまさらDVDレンタル

昔はさんざんお世話になったものの、現在はAmazon PrimeやNetflixなどのVODサービスが主流となって下火の雰囲気漂うレンタルDVD。わたしゃ古い人間なので若かりし頃はレンタルビデオも利用していましたが、「返却時は巻き戻しにご協力お願いしますー」とか言われていた頃が懐かしいですな。

一応アマゾンプライムとU-Nextを契約しているのでそちらで十分鑑賞できてはいるのですが、VODに流れてこない作品をもう一度見たい…というわけで、ツタヤのアナログサービス『月額1000円で旧作借り放題!TSUTAYAプレミアム』を契約。2~3ヶ月だけ借りまくって、あとは解約しようかな…なんて思っていたわけです。

ところがどっこい、契約2ヶ月目にしてやらかしてしまいました。DVDの紛失です・・・。

ちなみに失くしたのはコイツ。

超絶大好きなマイケル・エクランド、シャニン・ソサモンに加え、これまた大好きなドミニク・モナハン(ドラマシリーズ「LOST」等)が出演しているんというまさに俺得映画『THE DAY』。まぁ中身は監督独りよがりのクソB級映画なんですけど。

とにかくコイツ(とレンタル袋)がアウターゾーンへと迷いこんでしまいました…。

レンタルDVDを紛失したら…

1週間かけて部屋の隅々まで探すも…やはり無い。TSUTAYAプレミアムは『旧作5枚まで借り放題・返却無期限』なので、このままほったらかしなら違約金も何も発生しないのですが、それでは永遠に月額1000円を払い続けるハメになる。

仕方ない、まずはツタヤの公式サイトで紛失について調べてみましょう。

お客様のご事情をお伺いしご案内しますので、お店にお申し出下さい。
なお、万が一お買取になった場合、レンタル用の著作権料が含まれるるため、市販の商品価格よりも高額になる場合もあるのでご了承下さい。

参考>DVD(1枚組)レンタル商品のメーカー設定価格5,000円~10,000円(税別)※一部例外がございますこと、ご了承ください。

TSUTAYA よくある質問より

お客様の事情…。

「じ…実は祖父が病で倒れ、そのせいで畑が荒れ果て、土地を失い、挙句の果てに妻に逃げられ……で、DVD失くしちゃったんです。てへへ」

…とか言えば、それなりに考慮してくれるという事でしょうか。それにしたってタダで済むわけがない。「万が一お買取になった場合…」となっていますが、おそらく紛失した方は100%買取になるでしょう、それ以外の解決策が見当たりませんし。

『ツタヤ 紛失 金額』などで検索し一般の方のブログ等を拝見したところ、数千円程度の支払いになった方が多いようでした。中にはアレコレと面倒な理屈をこねている方もいましたが、それは後述。

TSUTAYAにて紛失の旨を…

さてさて。

嫌な事はさっさと済ませてしまいたい派なので、直接TSUTAYA店舗へGO。できるだけ気分良く済ませるために感じの良い店員を狙って有人レジへ突撃しましょう。よし!あの優しそうで可愛い女性店員をロックオン!

「ごめんね、借りてたDVDを1枚紛失しちゃったのよー…」

さらっと切り出すと、思惑通り感じの良い対応で調べてくれる店員さん。うーむ、笑顔はさらに可愛い。やはり買取という形になるようです。

提示された金額は…

『1万円』

…とのこと。

おおう!!いついかなる時も最悪の自体を想定しておく主義ですが、想定していたマックスで来たよ!!(泣)

細かい事を書くと長くなるので割愛しますが、どうやら私が失くした『THE DAY』は説明にある「一部例外」に該当するらしく、金額が高くなってしまうそうで。

ここで泥仕合に持ち込んでもみっともないだけですし、そもそも失くしたのは私。従業員にも罪はありませんので、こちらも気持ち良く、軽い笑いを交えながらお支払いしました。さようなら福沢諭吉。(カード払いができたので札は飛んでいませんけど)

なお公式サイトや他の方の話では『1ヶ月以内に見つかった場合、レシートを持ってくれば返金』との事でしたが、私が行っている店舗では『2週間以内』でした。もちろん見つかるなどというミラクルは起きていません。

ゴネる事もできるが…

「1万円って言われたから素直に払うって、馬鹿かよ」と思う方もいるでしょう。

ネットで調べたところ、「その金額は妥当な請求ではない」的な屁理屈をこねくり回し、店舗に対抗する方もおられるようです。たしかに減価償却やらアレやらコレやらの理屈を引っ張り出したくなるのもわかります。

しかしね…そもそも『借りたものを失くす』というルール違反を犯したのは誰なのよ?って話ですよ。

「たしかに紛失したのは自分だが、それにしたって…」などと自らのミスを棚に上げてムキになっている人間、普通にかっこ悪くないですか?

ええ、言いたいことはホントわかるんですよ。自分が悪けりゃなんでも要求を飲まなきゃいけないのか?と言われれば、それはNOだと思います。『紛失したなら10万円払え』であれば、そりゃヒドすぎだろうと思いますし、『紛失したなら店長(50過ぎのオッサン)の尻を舐めろ。だってあなたが悪いんですよ?』とか言われたら、私だって断固戦いますよ。

ただね、些細なことまでその調子でいったら単なる「面倒臭い人間」じゃないですか。私の周囲にもいますよ、そういう人。屁理屈大好きで何かにつけて「いや、それは○○○だから…」と反論したがり、面倒臭がられているのに気づいていないのは自分だけ…という人。

別に私は富豪でも高収入者でもありませんので、正直1万円は痛いです。…が、「なぬっ、一万円!?そりゃ痛いなー!まぁ失くしたのは俺だからね。ごめんね、余計な手間かけさせちゃって」とライトに済ませたほうが大人じゃないですか。むしろ店員さんのほうが申し訳無さそうにしていましたし。

そんなわけで、私の手元にはコレがあります。

ザ・デイのパッケージ

『買取』という形になるので、パッケージが貰えるんです(笑)

このパッケージはあえて見える位置に飾り、

借りたものは他人のもの。
大事に扱わないとダメ。

…という教訓にしています。高級ですよ、1万円の空パッケージですから。

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