交通量も多い土曜の正午頃。片側二車線の県道を走行中、クラッチを踏んだ瞬間にバスッ!と踏み抜けるような感触が…。

「やべ、クラッチワイヤー切れた!」と感じたので、慌てず騒がず安全第一で歩道に退避させて確認すると・・・やはりフットペダルに繋いでいたクラッチワイヤーがぶらんぶらん。あちゃー。

クラッチワイヤーが…

クラッチワイヤーが切れた

見事に切れとりますなぁ。

うちの愛車はフットクラッチなので、クラッチワイヤーは左フットペダル付近。調べてみるとどうやら切れたのではなく、ワイヤーエンドが抜けてしまった様子。

いやいや、周囲の車は多かったものの流れが遅く、ささっと左に寄せることができる状況で助かりましたわ。

そしてちょうど左側をアホみたいにブッ飛んでくるバイク(原チャ含む)が来ていなかったのも幸い。…まぁ何かにつけてすり抜け走行しようとする自己中バイク乗りなんぞ勝手にぶつかってコケりゃ良いんですけど。

ワイヤーエンド

ワイヤーエンドも失くすことなく無事。

普通にハンドクラッチならばワイヤーの先端をプライヤーで挟んで、自宅まで自力引っ張りクラッチで戻るのもアリですが…フットクラッチなので無理。

そしてうちの子は二輪ではなくバカみたいな三輪なので車載を呼ぶにしても一苦労。うむ、こりゃここで修理するしかありませんな。

幸い、歩いて30分ほどの距離にホームセンターがありますし。

現地修理開始

修理用品

じゃじゃーん。買ってきましたよ、と。

必要なものは全て問題なくゲット。品揃えが豊富なホームセンターでラッキー。

緊急修理用品

・パーツクリーナー
(ワイヤー周りの洗浄用とハンダ冷却用)

・ポケトーチ
(ハンダごては電源がなくて使えないので、これでハンダ付け)

・はんだ

・安いペンチとニッパー

・マウンテンデュー
(作業員の燃料。大好物)

総額は約2000円。

今回は軽く一回りのつもりで出てきていたのでカードを持ってきておらず、手持ちの現金はポケットに3000円だけ。あぶねっ。

まぁギリギリだろうと必要な道具と資材が揃えばこっちのもん。クラッチワイヤー抜けくらい楽勝テケレッツのパーってなもんですよ。

作業的には

  • 抜けたワイヤーエンドからハンダを除去して綺麗にする
  • ワイヤーの先端をちょっとだけ切ってエンドに再挿入
  • トーチを使ってハンダ付け
  • 組み上げ

で終わりですもの。

・・・なんて余裕ぶっこいているものの、これが周囲に何もないド田舎だったり海や山だったりしたら今頃半ベソかいて途方に暮れてますな。

ワイヤーの修理

さてさて。車両を近くにあった漫画喫茶駐車場に移動させて作業開始(お店に声をかけて許可を頂いています)。

今日はカメラも三脚もなく、スマホでは作業中の写真を撮るのは困難だったため…

ポケトーチ

残っているのは、この何を撮りたかったのかわからん1枚のみ。しかもピンボケじゃねぇかバカ野郎。

『買ってきたニッパーが安物(300円)だったため、ワイヤーの切断がめちゃ苦労した』
『フラックスを買ってこなかったので、ワイヤーにハンダが上手く乗らなかった』

…という些細な問題はありましたが、とりあえず修理は完了。応急処置レベルではなく、このままずーっとイケそうなくらいしっかりと直せました。ほっ。

クラッチワイヤー修理・あとがき

いやーホント、いろいろな幸運のおかげで気楽に対処できました。

「そもそもなんでフットクラッチなんだよ」という方は、ジョッキーシフト化の記事でもどうぞ。

ビラーゴトライクをジョッキーシフト化!

もう10年以上乗っているビラーゴトライク。少し前に大幅カスタムをし、もはやイジるところが無くなっていたのですが…ここらで一発、かねてより憧れていたジョッキーシフト…

そして作業終了とほぼ同時に雨が降り始め、あっちゅー間にザーザー降り。久しぶりにレインツーリング気分での帰宅となりました。

できれば雨は避けたいのがノーマルなバイク乗りの心情でしょうが、わたしゃ変人なので夏の雨の中を走るのは大好きなのですよ。

なにせ『バイクで走る』『水シャワーを浴びる』という、大好きな行為を同時に楽しめるわけですから。もちろん雨具なんて着ませんよ。

…というわけで。

いつまで経ってもマスクがどうのこうのと煩わしい状況が続いておりますが、皆さま良きバイクライフを…。

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